リトルクリスマス2019

今日はリトルクリスマス「小さな版画展」のお知らせです!
今年、10回で企画されたこの展覧会の最後の年になります。クアトラでは5回目の参加になります。
「版画の種を蒔こう」と始まったこの企画。クリスマスに版画をプレゼントする〜自分のお気に入り、また他の人へのプレゼントに。。
版画家が全ての運営を考え出した企画展です。
参加作家の作品をこの期間は全てA4の紙の大きさ、同じ価格で展示販売するという企画です。本来なら、もっと高価な版画を、全て買う人の目線で同じ条件で選べるのです。
今回は47名の版種も様々な版画家の作品・47点が展示されています。
皆様のお越しをお待ちしています。

MOU美術館にて

芸術の秋は続きます。
MOU尾道市立大学美術館にて。デザインコース教員展です。

世永逸彦先生の作品。
本全体の形の角度がデザインされていて、カバーをかけても美しく収納でできます。

お世話になっている桜田知文先生の作品。
「瀬戸内の景」
尾道へ来られて二年目に、千光寺からみた尾道水道を作品にされたそうです。

「平成30年7月豪雨」
昨年の西日本豪雨災害を忘れないようにと形に残された作品だそうです。
台風19号の被害とまた重なります。

野崎眞澄さんの作品!
毎年楽しい木の作品が出ています。

アップも楽しいですね。

林 宏先生の作品。
漆器です。

これも桜田先生の作品。3Dプリンターを使った作品です〜!

15日に見てきました。そのあと、皮膚科に行ってきた旦那さんを拾って(車で)フレンズのラーメンを食べました。
色々堪能、、、そして10月がすぎて行きます!

台風の甚大な被害を受けた方々に、心からお見舞い申し上げます。
   これ以上被害が広がりませんように。。。

芸術の秋

少し前のことになりますが、14日月曜の(体育の日です)朝、思い立って福山の知人の展覧会巡りに行くぞ! と決心。
それで、ラッキーにも友人二人と、合流させてもらいました(やった〜)
初めは、ギャラリーβにて、「Cosmos 三つ巴展 vol.1」

岡村敦子 天然素材の洋服と小物
天念まゆみ(小林真由美)天念写真 と 龍文字
atelier fika (前田和子)銀と真鍮 祈りのジュエリー
三人の展覧会です。素敵な展覧会で素敵なギャラリーです。

他にも、有機なお菓子を売っていたり、ランチも食べれました。
それで、このエビちゃんは「インドの豆カレーのランチ」をいただいた時の箸置きです!
とっても軽やかで繊細なエビちゃん。白い透明なエビを思い出します。
(シェフのアジアの旅でのお買い物らしいです)

これは友人のatelier fika の前田和子さんの彫金作品です。
とっても気持ちのよいイメージが漂うものばかりでどんどんお嫁に行きます!

右下の少し空いた場所に素敵なものがあったのです。一目見たときから、気に入りました。
何でしょうね、、、!?

岡村敦子さんのお洋服!とても着やすい形と素材、綿のリネンでしょう。
天念まゆみさんのところのお写真はお話しに夢中になり、撮り忘れました(すみません〜)

そしてギャラリーくわみつさんへ。
「佐藤知津子布絵展」

額の作品は反射するので、ガラスのない装丁のものを撮らせてもらいました。
以前、福山美術館のギャラリーでも見させてもらいましたが、絵としても素敵な布絵です。

可愛い猫さんのバッグ!

そして、私のゲットした大切なもの!(長さは8センチぐらいでしょうか) ご本人は売るつもりではなかったようですが、一目で気に入った鹿を譲っていただきました。前田さんがずっ〜と昔に作り眠っていたものに台をつけて、今回持ってこられたそうです。東京の世田谷美術館で手に入れられた型紙(染色の)が後ろにはめ込んであります。巡り巡って私のところにやって来ました。
学生の頃、私は染色を勉強していたので、型紙を彫り、紗を張りました。
だから、覗くとそこに学生の頃の私がいるようです。今、尾道で動物が大好きなイラストレーターの自分がここにいます。

前田さんは、北海道にいた頃の銀世界の鹿を思って作られたそうです。
世田谷美術館を訪れた頃、この文字を刻んだ頃の前田さん、北海道にいた頃の前田さん、土台を作って仕上げた今の前田さん。ここに色々な前田さんがいるのです。

そして、英字で刻まれた文字は。。!
梵我一如(ぼんがいちにょ)・・・インドの哲学の根本のような言葉だそうです。
梵(ブラフマン:宇宙を支配する原理)と我(アートマン:個人を支配する原理)が同一であること、または、これらが同一であることを知ることにより、永遠の至福に到達しようとする思想。(ウィキペディアより)

思えば思うほど深いのですが。。。これは『コトン』とした可愛い一つの作品なのです。
嬉しいそして楽しい一日でした。

そういえば、鹿の王子様に見えるのです。。。

秋の連休は文化に親しむ〜

久しぶりに連休は、外出が続きました。

12日(土)は「尾道灯りまつり」ですが、15:00から16:00まで向島こころで「堀順子さんの講演」がありました。
現在「尾道子どもの本をよむ会」代表の方で、「おのみち学校で本をよむ会『ルピナス』」の元代表の方です。これまでの人生の遍歴、韓国と日本、中国、満州などを転々としてその中でも読書ができた幸せな時間の思い出。
多種の文化を感じた子供時代、大人になり演劇から始まって熱意持って子供に関わるお仕事につかれたお話など、あっという間の1時間でした。
今の子供達にどんな本が必要なのか、読み聞かせのための今の努力も感じました。尾道市にブックスタート(赤ちゃんに読み聞かせをして絵本をプレゼントする)ができるようになったのも堀さん達の尽力だそうです。
堀さんご推薦の本です!

さて、向島「ばんや」で夕飯を食べて、次は尾道「光明寺」の寄席を聴きに行きました。

(この日、尾道の「灯りまつり」は開催されましたが、台風19号は静岡あたりから大変なことになって行きました)

初めての行く光明寺では、「第18回光明寄席」が開演です!お寺の本堂は超満員です。。。ざっと80~100名くらいでしょうか。。

本堂から。。。

桂 小きんさんと桂 坊枝(ぼうし)さんのお二人による寄席です。
「米揚げ笊(いかき)」(いかきというのはざるのことだそうです)桂 小きん
「天王寺詣り」桂 坊枝
「火焔太鼓」桂 坊枝
の演目でした。天王寺は行ったことがあったので、そんなにたくさんの言われがあるところなのだ、、と感心しました。

どちらも聞けませんでしたが、宝土寺では「ごましおクッキーズ」のコンサートと紙芝居、西国寺では、「ジュニアオーケストラ」の演奏がありました。

   そして、土曜の夜は暮れて行きます。 

14日月曜日の話は、、「芸術の秋」ですかね、、、続きます。

楽しい庭

ちょっと昨日の続き風に、、、
今日の暑い午前中のこと。

高垣家の庭の石臼には水が張ってあります。
我が家の猫も、通りすがりの野良猫も喉の渇きを癒します。
でも、実は住人がいたのです。
ヒキガエルのピエールさんです。

ヒキガエルのピエールさんが後ろを向いている間に、トカゲの天ちゃんがこっそり水を飲みました。
ピエールさんはまだ気がついていません。
「よかった」と反対側を降りて行きました。
「だって、、、暑いんだもん」

さて、ヒキガエルのピエールさんといえば、あまりの暑さに、、、後ろ足の水かきを水につけて冷やしているのです。

「ハァ〜。気持ちがいいな〜極楽・極楽」

楽しい庭のお話です。

台風19号みなさま気を付けてください。

たのしい川べ

ここのところ、本を読むことが増えました。
人から借りた本だったり、久しぶりに買ってみたり、仕事のご縁があって読んで見たり。。。

嬉しいことに、児童文学が多いです。

どうして嬉しいか、、といえば、今までの人生の中で一番読書家だったのは、小・中学生の頃だったからです。
何十年も飛びましたが、小さな頃からの続きみたいです。

かなり前から読んでみたかった「たのしい川べ」。
ファンタジー的な児童文学の草分けみたいな本だと何かで読んだことがあります。

絵が素晴らしい。 見とれます。
クマのプーさんの絵描きさん E・H・シェパードさんです。
翻訳は石井桃子さん。

スコットランドの当時の社会も反映しています。質素で堅実なモグラさんのお家の前にはちゃんと彫刻が何体もあるお庭があるのです。
ヒキガエルが洗濯ばあさん(多分下級層)に扮するところが笑いを誘うのは、、、ヒキガエルの性格が反映しています。
すぐに自惚れるお調子者の、お金持ちのお坊ちゃん、自分は信じていないのですが、洗濯ばあさんに似ている(はずはないのですが)という設定になって、人間や動物が騙されます。

絵の力も素晴らしい。

主人公の川ネズミやモグラに比べて、悪者のイタチやテンの小さなこと!
ヒキガエルの大きなこと!
でも何もおかしくないのです。

作者のケネス・グレーアム氏が自分の子供に聞かせたお話だった「たのしい川べ」
300ページ以上あるのですが、読み終わって私の頭の中は子供のように興奮してこの世界に魅了されました。

旦那に色々興奮して話すのですが、、、「何言っているのかわからない〜」と言われました。
そうですよね、、、ヒキガエルが洗濯ばあさんになって、お城をイタチとテンに乗っ取られて、、、とか

子供に戻った時間。名作ってそうなのですね。

私もお話の世界をまざまざと想像させるような絵が描きたいなぁ と子供のように夢を見ました。(今更ですが・笑)