福相学区「ふるさとかるた」

今日は、春頃から企画を伺って、夏頃からお手伝いしていた福山市福相地区「ふるさとかるた」のお披露目の日!
『福相学区作品展示会』の初日です! おじゃまして来ました。

読み札と絵札44枚づつのかるたを15組!
デモストレーション用に絵札が大きいものを1組!
16組の制作です!

箱には美しさと丈夫さを兼ね備えた壁紙をそれぞれ貼られたそうです!
   そして、上には美しい書で「福相学区 ふるさとかるた」の文字を〜
      ナイスアイディア!

絵も文言ももちろん、お話会たんぽぽのかるたのメンバーの制作です。

   で、私は何をしたか??と言いますと、、、

絵をスキャニングして汚れを取ったり色を整えたりして、16組のかるたができるように印刷までです。
読み札をかるた用にレイアウトしていきます。そして印刷。。。

というような、印刷屋さんがするようなオペレーションですね〜
(元印刷屋さんでしたので、その辺のところは大丈夫なのです)

メンバーの皆さんの細かな下調べと協力のもと、難問もアイディアで乗り越えて以外にスムーズに出来上がったそうです。
これはなかなかの快挙で、地元の皆さんにとても喜ばれると思います。
今日も、ご覧になった方々が興味津々で驚かれたり感動したり、子供達も楽しそうに見入っいました。

かるたで遊ぶ子供や、読んで覚える老人の姿が目に浮かぶようです。
私も関わらせてもらって楽しかったです。地域を楽しく、知識としても見直すことができますね〜

他の展示もとても力作ぞろいで、種類の多いこと! しかも公民館のサークルの展示だそうです。
小学校も全学年の作品が出ていて楽しく賑やかです。

これは、二年生の「笠地蔵」です。

夕方クアトラから、雨が上がった空に大きな虹が見えました。

久しぶりだなぁ〜 なんだかいいことありそうな〜〜

芸術の秋

少し前のことになりますが、14日月曜の(体育の日です)朝、思い立って福山の知人の展覧会巡りに行くぞ! と決心。
それで、ラッキーにも友人二人と、合流させてもらいました(やった〜)
初めは、ギャラリーβにて、「Cosmos 三つ巴展 vol.1」

岡村敦子 天然素材の洋服と小物
天念まゆみ(小林真由美)天念写真 と 龍文字
atelier fika (前田和子)銀と真鍮 祈りのジュエリー
三人の展覧会です。素敵な展覧会で素敵なギャラリーです。

他にも、有機なお菓子を売っていたり、ランチも食べれました。
それで、このエビちゃんは「インドの豆カレーのランチ」をいただいた時の箸置きです!
とっても軽やかで繊細なエビちゃん。白い透明なエビを思い出します。
(シェフのアジアの旅でのお買い物らしいです)

これは友人のatelier fika の前田和子さんの彫金作品です。
とっても気持ちのよいイメージが漂うものばかりでどんどんお嫁に行きます!

右下の少し空いた場所に素敵なものがあったのです。一目見たときから、気に入りました。
何でしょうね、、、!?

岡村敦子さんのお洋服!とても着やすい形と素材、綿のリネンでしょう。
天念まゆみさんのところのお写真はお話しに夢中になり、撮り忘れました(すみません〜)

そしてギャラリーくわみつさんへ。
「佐藤知津子布絵展」

額の作品は反射するので、ガラスのない装丁のものを撮らせてもらいました。
以前、福山美術館のギャラリーでも見させてもらいましたが、絵としても素敵な布絵です。

可愛い猫さんのバッグ!

そして、私のゲットした大切なもの!(長さは8センチぐらいでしょうか) ご本人は売るつもりではなかったようですが、一目で気に入った鹿を譲っていただきました。前田さんがずっ〜と昔に作り眠っていたものに台をつけて、今回持ってこられたそうです。東京の世田谷美術館で手に入れられた型紙(染色の)が後ろにはめ込んであります。巡り巡って私のところにやって来ました。
学生の頃、私は染色を勉強していたので、型紙を彫り、紗を張りました。
だから、覗くとそこに学生の頃の私がいるようです。今、尾道で動物が大好きなイラストレーターの自分がここにいます。

前田さんは、北海道にいた頃の銀世界の鹿を思って作られたそうです。
世田谷美術館を訪れた頃、この文字を刻んだ頃の前田さん、北海道にいた頃の前田さん、土台を作って仕上げた今の前田さん。ここに色々な前田さんがいるのです。

そして、英字で刻まれた文字は。。!
梵我一如(ぼんがいちにょ)・・・インドの哲学の根本のような言葉だそうです。
梵(ブラフマン:宇宙を支配する原理)と我(アートマン:個人を支配する原理)が同一であること、または、これらが同一であることを知ることにより、永遠の至福に到達しようとする思想。(ウィキペディアより)

思えば思うほど深いのですが。。。これは『コトン』とした可愛い一つの作品なのです。
嬉しいそして楽しい一日でした。

そういえば、鹿の王子様に見えるのです。。。

秋の連休は文化に親しむ〜

久しぶりに連休は、外出が続きました。

12日(土)は「尾道灯りまつり」ですが、15:00から16:00まで向島こころで「堀順子さんの講演」がありました。
現在「尾道子どもの本をよむ会」代表の方で、「おのみち学校で本をよむ会『ルピナス』」の元代表の方です。これまでの人生の遍歴、韓国と日本、中国、満州などを転々としてその中でも読書ができた幸せな時間の思い出。
多種の文化を感じた子供時代、大人になり演劇から始まって熱意持って子供に関わるお仕事につかれたお話など、あっという間の1時間でした。
今の子供達にどんな本が必要なのか、読み聞かせのための今の努力も感じました。尾道市にブックスタート(赤ちゃんに読み聞かせをして絵本をプレゼントする)ができるようになったのも堀さん達の尽力だそうです。
堀さんご推薦の本です!

さて、向島「ばんや」で夕飯を食べて、次は尾道「光明寺」の寄席を聴きに行きました。

(この日、尾道の「灯りまつり」は開催されましたが、台風19号は静岡あたりから大変なことになって行きました)

初めての行く光明寺では、「第18回光明寄席」が開演です!お寺の本堂は超満員です。。。ざっと80~100名くらいでしょうか。。

本堂から。。。

桂 小きんさんと桂 坊枝(ぼうし)さんのお二人による寄席です。
「米揚げ笊(いかき)」(いかきというのはざるのことだそうです)桂 小きん
「天王寺詣り」桂 坊枝
「火焔太鼓」桂 坊枝
の演目でした。天王寺は行ったことがあったので、そんなにたくさんの言われがあるところなのだ、、と感心しました。

どちらも聞けませんでしたが、宝土寺では「ごましおクッキーズ」のコンサートと紙芝居、西国寺では、「ジュニアオーケストラ」の演奏がありました。

   そして、土曜の夜は暮れて行きます。 

14日月曜日の話は、、「芸術の秋」ですかね、、、続きます。

「母の友と子育ての言葉」

日曜日、尾道市立中央図書館で文化講座『「母の友」と子育ての言葉』が開催されました。講師は福音館書店「母の友」編集長の伊藤康(こう)氏です。100席用意しました椅子が足りないほどの盛況となりました〜

「私たち編集者は『言葉を頂く言わば 黒子 のようなものなんです」「体の中に、せっかくなら良い言葉を入れてあげたい。。」そんなお話から始まった今日の講演です。私たちが普通なら知り得ない「母の友」創刊(1953年)の頃の思いやお話、編集者として、またお子様を持つ父としての言葉など笑いを交えた楽しく貴重なお話でした。

横の壁には、ここ10数年の「母の友」がずらっと並び、後ろには「母の友」から生まれた絵本がずらりと並びました。

本を作る方も、読者も悩む選択!「どんな本が必要なのか、どんな本を子供に与えたら良いのか。。」
全ての制作者が心を込めて届ける本、誰が受け取るかはわかりませんが、、きっと誰かの心に届くと思います。
「子供達にはコンテンポラリー(現代の)な本も必要だし、昔からの作品(親が選ぶ名作や本)も必要だと思います。そして子育ては孤独なものではありません。みんなが同じように悩んでいます。
その手助けになるような冊子を私たちは昔から目指しています。」そんな言葉も印象的でした。

ちなみに福音館書店の前身は、金沢での書店だったそうです。

私も読みたいなぁ〜そしてその後で(笑)子育て真っ最中の娘に送ってあげようと思います。

台風で、大変な帰り道となった講師の伊藤さん〜本当にありがとうございました。

滋賀県の大津繪

突然ですが、、クアトラでは、版画の教室をやっています。
「はがき版画の教室」という名前で、原則第1と第3火曜日の午後1:30から正味2時間半やっています。(その後楽しいお茶タイムもあります・笑)〜
ちっとも宣伝もしていないのですが、旦那さんが木版画家なので、ほとんど木版画です。

先日生徒さんが、大変興味深いものを持ってきてくれました。

木版画のはがきの「大津繪」です。
全部の写真を撮れませんでしたが、10枚くらいありました。
30年(?)くらい前に滋賀県に住んでいた時に買ったお土産らしいです。

この「大津繪」というものは、江戸時代、滋賀県の大津の地域文化で、東海道の宿場町のお土産ものとして発達したそうです。当時は浮世絵と並ぶくらいの文化だったそうですが、浮世絵が作家などブランド化されて有名になって残ったのに比べ、単純にお土産ものとして地元だけに埋もれていったようです。さらさら描いた、肉筆も多かったようです。ただ庶民の文化として江戸を表す、大切な価値もあると思います。道具が100年経って、神となる付喪神(つくもがみ)みたいな、ユーモラスなものが多いようです。

写真の一番下は、琵琶湖の俯瞰図みたいで、中に浮御堂が見えています。

滋賀県は何があるのか〜〜という話から、大津繪に行きつき、持ってきてくれました。
なかなか、貴重な楽しいものでした。よい勉強をさせてもらいました。 

あれ?メンテナンスの話は?? 。。また。

「母の友」と子育ての言葉

9月8日(日曜日)尾道市立中央図書館(14:00〜)で素敵な文化講座があります。
チラシを制作しました。クアトラも応援しています。
資料にたくさんお借りして、読ませていただきました。
子育てをするたくさんのお大人たちに向けて道しるべとなる雑誌です。

「母の友50周年 ごあいさつ

〈だれでも容易に買えるほど安く、だれにでも気軽にちょっとした暇に読めて愛児の「しつけ」や「教育」の指針となり、しかも母の「教養」も高めるための雑誌ができたら〉
〈いとし子にせがまれて、毎日お話のたねをさがすのに苦しんでいるお母さんに、一日一話の用意をしてあげたら、どんなに喜ばれること〉か(創刊号より)

そんな思いをこめて、たった一人の編集長の手によって世に送り出された「母の友」。。。(続く)

2003年9月号創刊50周年記念特別号 母の友編集部 より抜粋

月刊誌「母の友」創刊800号を記念して、現在の編集長 伊藤 康(こう)氏のお話をお聞きします。
雑誌に対する思いや、言葉にかける思い、絵本についてなど興味深いお話が聞けそうです。

文化の秋、どうぞみなさまお越しください。

クアトラわーくしょっぷ!

『クアトラな夏』のワークショップのチラシができました!
遅くなったな〜〜と思いきや、、、昨年もこんなもんでした(笑)

私は基本参加しませんが(裏方なのです)、なかなか今年のもいいな〜〜と思っています。

どうぞ奮ってご応募ください??
   ご参加ください〜 ですね。

よろしくお願いいたします。

クアトラな夏のお知らせ

娘が帰ってから、2ヶ月半が経ち、初孫のひまりちゃんが生まれて3週間が過ぎようとしています。
なんだかふわふわした日(いつもと違う幸せな時間!?)が続いています。

いかん、、自分の仕事はあるのです。7月は大切なクアトラのイベントが待っています!

皆さま、来月「クアトラな夏」を開催いたします。
(ようやくDM印刷会社へ入稿いたしました)

どうぞよろしくお願いいたします。

子供になった日・子どもの日(思い出編)

こどもの日! 素敵な催し物はあちこちでありました。
まずは、尾道商工会議所広場の「家族の台所」へ行って来ました。
毎月第1日曜日に10:00から15:00時まで開催するオーガニック、無農薬系のマルシェです。音楽もあるし、魚屋だって出るのですが、その中で一風人目を引く絵本のコーナーが、奥の大きな銀杏の木の下にあります。
今回のテーマは虫の生命(カブトムシ)と臓物(ぞうもつ)。でしょうか。。。?

手前のま〜るいテーブルは中医学の地図帳『肝版』ぬり絵大会。(私は間に合いませんでした)
子供達に大人気!!! こんな経験のできるこの子達は幸せですね。
そして、そろそろ「かぶとむしは どこ?」という本の読み聞かせが始まろうとしています。

実は、すでに終わってしまった大型絵本の読み聞かせですが
間に合わなかった私ともう一人のお客様の為にもう一度読んでいただきました。
(ありがとうございます)他にも大人が聞き入っていました。
「ぞうもつをなくしたはいえな」(アフリカの伝承のお話)

大きくて絵も大変面白く迫力です。

アフリカの伝承物語だそうです。アフリカの大きな子供達が小さな子供達に語るお話だそうです。(童話作家:林原玉枝さんの説明です)
きっと、大人は狩をしたり、食事の準備に忙しいのだろうな〜と思います。
文明は労働時間を短縮しますが、大切なものもなくしてしまいます。(飛躍です〜)
ちなみに、ここの本は全て林原玉枝さんの所蔵されている本なのです。

「かぶとむしは どこ?」のお話が終わったら、大きなカブトムシの幼虫の登場です!!!
これは、神石高原からやって来た大きな大きな幼虫ですが、二匹で100円で持ち帰れます。
子供達は、きゃっきゃ、きゃっきゃ言いながら腐葉土と一緒に持ち帰ります。
大きなカブトムシが育つ頃には、暑い夏がやって来ますね。

魔法のような銀杏の木! 子供の日はここからお菓子が降って来たりするそうです!(笑)

もちろん、周りも素敵なお店がいっぱいです。

そして、写真は撮れませんでしたが(撮影不可で)夕方向島の「こころ」でコンサートを聴きに行って来ました。こちらも素晴らしい。

楽しいこどもの日! 大人も童心に戻ります。 

   昔は子供だった大人も楽しめる日なのです。

星がかがやくように

2冊目の児童書が刊行されました!

今朝の朝日新聞第一面のサンヤツ広告に載せていただきました!
   こごろうくんと2冊両方出るなんて、これは生涯に一度と思いました(笑)

中の挿絵は、モノクロの挿絵です。少しご紹介。。

   ある日のお花屋さんの様子。
      花たちの会話が始まります〜〜

個性を尊重しながら、自由や平等、想像力を大切にしてほしいと願う作者、田坂 仁氏。
平和を願い、これからの子供達へのメッセージが込められています。

お話にあう優しい絵にしようと思いました。