有松の旅〜

版画展が終わって、まだ展示もそのままでしたが私は名古屋へ出かけてきました。
朝、8:58分かな〜新尾道のホームに入ってきたのは、「キティー新幹線」
   思わず、テンション上がります。

今回の目的は、二つ。
一つはお墓まいり、もう一つは絞りを友人に見せること。友人は若いけれど藍染と植染をやっている染色家です。

   私の郷里は、有松絞りの町「有松」です。

数年前に、お家も処分したので残っているのは絞りに携わる友人、働いた会社、同級生、そしてお墓。
今回、染物屋さん2件(友人)と昔の会社、絞り会館、豆絞屋さんなどいろいろ見学してきました。

ここは、町の中ほどにある「絞り会館」です。2階建てで、下はお土産売り場、2階は展示室と実演をやっています。展示室も結構面白く、15分ほどのビデオを見せてくれます。私には懐かしい顔ぶれが何人も出てきました。
実演のおばちゃんと昔話に花開きます〜

   誰々は知っとるか〜。。?誰々は死んじゃった〜。。  あんたよ〜知っとるね。。。とか。

私が、絞りやさんで働いていた時に絞り会館はできたのです。もうず〜〜っと昔の話になりました。

私が働いていた会社は「竹田嘉兵衞商店」と言って、有松に絞りを根付かせたお家でもあり、絞りの老舗の会社になります。東海道(旧街道と呼んでいます)ぞいにあり、古い町並みの中でも有数の旧家です。
そんな旧家には、たくさんのお宝があります。

勝海舟が書いた、掛け軸。

これは解説です。(これは知らなかったな〜〜)

竹田嘉兵衞商店でもたくさんの古い貴重な資料を見せていただきました。
亡くなってしまったお世話になった方の息子さんが、立派な成人になっていました。
少し胸が熱くなりました〜そう、時代は進んだのです。

泊まったのは、「MADO」というゲストハウスです。最近できた初めての有松での宿泊施設です。
おかげで助かりました〜〜近場に宿泊施設がないのが有松の不利なところ、、、でも一軒でもよかったです。
旧道沿いの古民家を改装〜貸切でしたので友人と二人悠々と泊まれました。

この掛け軸は、夕飯をいただいた「庄九郎」というカフェ・バル・レストランのお部屋にありました。
すぐにわかりました。有松の天満社のお山車3台と天満社が一番上に描いてあります。
大掛かりな秋のお祭りで、小学校の時はお祭りにはお山車を引いたり天満社の上まで行ったりしました。
懐かしいです。いい掛け軸ですね。

二日目はとにかく、お墓へ行くこと! 忙しい染め屋の友人が送ってくれてお花を買って無事にお墓参りをしてきました。子供達の結婚、私の本のご報告。たくさんのことを伝えてきました。
友人をお連れしたので、私ももう一度絞りの勉強になりました。

   こんな町に居たんだな〜

みんなありがとう。有松も人もたくさん優しかった。。。久しぶりの里帰り。

せとうちスタイル

8月も今日で最後になります。(0時を過ぎてしまったので、もう9月ですね)
夏の好きな私にはちょっと寂しいですね。

最後は雑誌のご紹介!
「せとうちスタイル」前身は「せとうち暮らし」

四国の高松の編集社「株式会社 瀬戸内人」が出版しています。
とても素敵な冊子です。

「せとうちスタイル」の創刊号は尾道/向島 でした。
「せとうち暮らしvol.20」(最終刊)には『文化船ひまわり』のことが特集されました。

お世話になっている林原玉枝さんのエッセイが載っています(創刊号)。

尾道へ来てから5年が経ちました。
すっかり瀬戸内の眺めに慣れ、心落ち着く風景となりました。

「せとうちスタイル」は999円。今はvol.6まで発刊されています。
バックナンバー全て買えそうです。

盆の鉦太鼓

昨日のこと。
お盆も昨日でそろそろ終わりでしょうか。。。
また仕事をしている私ですが、、、朝から何やら気になる音が、、、

そう、盆の鉦太鼓です! あっちやこっちでなっています。
イッチバン近くで音が鳴っている時に、ついにカメラを持って走りました!

カンカンカン、チンチンチン、ドンドンドン  てな感じです。
亡くなった方のお写真が右奥に立てかけてあります。

クアトラが建った年(5年前)にやってもらいました。
新築のお祝いや亡くなった方がいる家庭が供養にお願いします。
背中の「門」は門田自治会の印でしょう。

これがなかなか歴史があるそうです。
380年〜〜干ばつの時の雨乞い、そして恵みの雨の時に感謝して、、、
もともと農村部の踊りなのですね。

と、、、不思議な人に気がつきました。右の赤い着物を着たおじさん〜(でした)
   怖そうなカツラをつけています。それだけですが、、、

天の神、水の神、農事の神に感謝して、五穀豊穣、無病息災、家内安全を願います

尾道へ帰って5年目、、、最初はなんか変な感じでしたが
   今はこの音が懐かしい〜

今年も無事に カンカン チンチン ドンドン がやってきました。

おまけ〜の7月

2018年の7月。確かにもう戻ってはこないですね。
アップしそびれた写真を少し。。

東京カテドラル聖マリア大聖堂:設計・丹下健三

残響7秒と言われる建物で、コンサートを聴きました。

東京の湯島天神さまのとある出口の扉の模様! 「東風ふかば匂い起こせよ梅の花 主人なしとて春な忘れそ」
牛と梅ですね。

こちらは尾道向島にて。住吉さんの花火です。
いつもほどの人混みではなかったけれど、、開催してくれてみんな楽しみましたョ。

草ぼ〜ぼ〜の畑では、たくさんのプチトマトが、、、採れています。
私はいつも雑炊をします! 味付けはマギーブイヨン一つ! 少し玉ねぎ、飾りはなんでも!
ポーチドエッグやとろけるチーズも合いますね。
皮もむかないで、好きなだけプチトマトを放り込みます!
   皮は柔らかくて、すこ〜し甘みも増して!私の好きな夏の雑炊です。

では、この辺で8月をお迎えします! (しつこい〜〜)

文化船ひまわりまつり!

22日は「第三回文化船ひまわりまつり」でした。
生口島の尾道市瀬戸田B&G海洋センター:午前中10:00からは、、、
ご挨拶とひまわり号の中での読み聞かせ〜私は外で写真を撮ったり、声をかけたりしていました。

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普段は入れない「文化船ひまわり」の中へ入っていきます!!!
   もう直ぐ始まります。

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中はこんな感じです。周りの棚に1500冊の本が入っていたのです。
(今、カバーだけなのです。。。)

   あ〜〜私も中で読み聞かせを聞きたいな!!!

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   外には鯉のぼり。島の風に泳いでいます!!!

午後からは、尾道(東久保)へ帰ってきました。
尾道市立中央図書館のラウンジで、14:00から講演が始まります。
公演は、広島県立図書館の副館長さんです!
今回、今まで伺っていないお話や映像など幅広く興味深いお話でした。

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実際に、文化船ひまわりで子供の頃に本を借りていた人の話を伺っています。

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ペーパークラフトを制作してくれたお二人!
五島列島から来て下さいました!

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最後は「ペーパークラフト」のワークショップです。
大人もハマる。。。そういえば、講演にはやはり子供さんはあまり来ませんでした。

   来年の課題です!

集まってくれた方は、ひまわり号を文化として、記憶として、移動図書館として、木造船として、、、いろんな方向への可能性が広げてくれることと思います。

ラウンジでは、17日から広島県立図書館の秘蔵の写真の展示をしていました!

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ショーケースには、文化船ひまわりが掲載された本や雑誌がずらりと並びました!

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壁には24枚のひまわり号の資料写真と世界の珍しい図書館の写真などを展示しました。

そしておかげさまで、無事に終了いたしました〜!
   ありがとうございました!

文化船ひまわりまつり

ー日本で唯一の図書館船「文化船ひまわり」ー

22日日曜日に「第3回ひまわりまつり」が開催されます。昨年暮れから私も活動をお手伝いをしています。
午前9:00からは生口島の尾道市瀬戸田B&G海洋センター「文化船ひまわり」の中で楽しい絵本の読み聞かせがあります!普段は入れない「文化船ひまわり」みなさんゆっくり見てみてくださいね。
絵本を自由に見るコーナーやペーパーウラフトや絵葉書も売っています!
B&Gセンターの中では、美味しい食べ物のお店も出ています。どうぞお楽しみください。

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ひまわり朝日新聞 2018-04-16 22.53.30のコピー

朝日新聞のデジタル版に様々な図書館として掲載されました!

クラフト仕上げ

22日(日)14:00から尾道市立中央図書館で広島県立図書館の副館長さんのお話とプロジェクター、その後このペーパークラフトを組み立てます!ノリもハサミも使いません。今回は無料です!
実は、「ひまわり」という曲も制作されました!(作曲家による!!!)
   初のお披露目もあります。

ポストカード02

この絵葉書は私が思いを込めて描きました!私も瀬戸内海の島に住んでいたら〜ひまわり号が来るのが楽しみだったに違いありません。

ー日本で唯一の図書館船「文化船ひまわり」ー

戦後、広島県立図書館が「平和を愛する人になるには文化に親しまなくてはならない」と言う思いから造船した船です。船は1500冊の本を積み、携帯テレビやテープレコーダーなども積みました。1962年4月~1981年7月まで瀬戸内海の19の島を巡り、利用した人は述べ45万人、貸出総数70万冊に上りました。

数々の運命をくぐり抜けて、現在、尾道市瀬戸田B&G海洋センター敷地内に保存されています。