About Quatra / 工房案内

アート工房クアトラについて

2013年８月、広島の尾道に『アート工房　クアトラ』が出来ました。
父親が看板業を営んでいた地で、その鉄骨を使っての改装建築です。
木版画を始め幅広いアートの制作や、いろいろな文化の発信に役立つ事を願って建てました。
設計は徳島の建築家　故富田眞二氏によるものです。氏の手がけた最後の作品の一つになりました。
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ところで『クアトラ』とは、スペイン・カタルーニャ地方の言葉（カタラン語）で『４』という数字をいいます。
1993年11月末から1994年11月初めまで文化庁の在外研修員としてスペインのバルセロナに家族４人で滞在しました。
版画や絵画の制作とともに、バルセロナを始めスペインでのたくさんの美術と文化遺産を見ることができました。
家族での海外生活は楽しみも苦しみも４倍、その生活はそれぞれの人生の大きな節目となりました。
そのバルセロナは町並みもすばらしいのですが、その中で心に留まった店に『クアトラ　ガッツ=４匹の猫』というバルがあります。
若いピカソを始め、志を持った若い絵描きのたまり場となったバルです。熱き芸術家たちがそこから巣立ったのです。
『クアトラ』というのは、そのバルからの引用です。余談になりますが、我が家は大の猫好きなのです。