水漏れを我慢した数年間。
検針の人から「水漏れしてるんじゃないですか?メーターが回っていますよ、水道代も多いですよ」
と言われ続けて、はや5年(以上)。
この夏の7月の水道料金の増大に恐れをなして、ついに漏れをやっつけたのです。
メーター検針の人に聞いた良心的な業者さんに電話してみました。会社は忙しそうだったのですが、「午前の仕事がキャンセルだったので来ました」とその日のうちに職人さんが来て、漏れを探したけど分からなくて、一ヶ所コンクリートをはつって(専門用語?)「漏れの場所はわからないので、配管は外付けにしましょう」 といい、「見積もりをしてきます。電話でまずは知らせます」なんて言って帰って行きました。
そして、真夏の1ヶ月以上、なしのつぶて、、で暑さも少し引いたので今月9月初め、もう一度水道屋さんに電話してみました。
受付の女性の方は、びっくりして、「誰が伺いましたか、、、?」 って、こちらが聞きたい。
次の日、別の職人さんから電話があり、「すいませんでした。明日の朝、早めに伺います。漏れの場所を探します」
「何人もの人が漏れの場所はわからないと言っていましたので、外配管でいいです」 というと、
「それじゃお金もいくらかかるかわからないから、漏れている場所を探します」とのこと。
そして、やってきたのが『おっちゃんブラザー』
少し年配だけれど、妙に息がぴったりな二人。彼らは兄弟でした。
お兄ちゃんの方、一度の検査(40cmほどのステンレスみたいなのの先を当てて耳で聞くやつ)で、水漏れはこの辺しかないな、、といい当てました。
台所の下でした。
すごい!
今まで、何人もの人に散々わからないと言われ続けたのに、、思いがけず一度でわかるとは。これぞ真のプロ職人!!
2カ所コンクリートを引っ剥がしたところ(はつったところ)、そこには漏れた水が溜まっていた。
何年間も漏れ続けた水は、いったいどこに、、、怖い。。
そこを外配管にして、1日で終わると思われました。
「奥さん~ダメだわ~どこかで配管が別れていて、それをみつけんとそこから先が止まってしまう」
台所以後のお風呂やトイレ、隣の借家の水道が全て止まってしまった。
一難去ってまた一難。
「床に潜ればすぐわかるんだけど、、、」とぶつぶつ言いつつ、
「ここを掘ってみよう。ワシらの勘では、多分この辺に水道管が、、あるはず」
と、裏口の下を掘ってみた。
昭和の家は、増築増築で、使わない離れもあり、水道管も色々あちこちに。もはや迷路的。
しかし、1日目には出てこなかった。
「もし出てこなかったら、、どうなります??」
「おかしいな~わしらの勘じゃ~ここら辺なんじゃがの」と1日目、終了。
漏れの場所はわかったものの台所以下が止まってしまうので、外配管ができず、最初の漏れと同じような配管に戻して帰って行きました。
最悪は、大工さんを頼んで、台所の床をはがして水道管の配管を探そうか、、とも考えました。
二日目、土曜なのにやって来てくれて、コンクリートをもう少しはつって、結局すぐ先にあった配管を見つけてくれました。
そして、すべての外配管を終えて、帰って行きました。
三日目、はつったコンクリートをキレイに詰めて作業は全て終わりました。
家中掘り返されるイメージで恐れていた私の想像をよそに、的確なお仕事ゆえに早くて最小限度の作業。
すごい〜多分最低限の経費。
おっちゃんブラザーの言葉
『ワシらぁの仕事は、漏れを見つけることじゃ』
これぞプロの職人さん、かっちょいい! 感動して感謝した出来事でした。
(文章を練っていたので、これはちょっと前の9月初旬のことになりました)