9年目の3.11

9年目を迎えました。東日本大震災から。
当時関東にいたので、色々なことがありました。
3年後、ご縁があって福島県のいわき市に行きました。(あと1回行かせてもらいました)
いわき伝承館という広い土地に、近代的な会館と大切に保存された古民家、大きな庭や小さな畑などがあり、その古民家で何人かの仲間と一緒にワークショップをさせてもらいました。
出会った人はみんな優しく、朗らかで、元気いっぱいの方達でした。
たくさんお世話をしていただき感謝もしていただきましたが、むしろ私が元気をもらいました。
大変なことや辛く苦しいこともいっぱいあったと思います。
昨年春にはいわき市でお世話をしていただいた一人の方が尾道へ来られて
クアトラで「竹灯り作り」のワークショップをしてくださいました。

テレビの特集を見ていても、いろいろ思うことはあります。
すっかり変わってしまった町、人々の生活、そして変わらぬ何か。。。
来年は全長520kmという、東京から東北を走りぬける高速道路も完成するそうです。

さっきは福島県にある三春町のしだれ桜の美しい姿も放送されていました。
その下で踊る「ひょっとこ踊り」が印象に残りました。
神様を招く踊りだそうです。
若い頃は、郷土に伝わる伝承文化に興味はありませんでしたが、今はとても興味深く安らぐところがあります。
神楽もいいですね。

さて、写真ですが広島県の福山市立動物園のカピバラさんとボルネオゾウのふくちゃんです。
9年目の3月11日、私は動物園に立っていました。
9年という時間は、決して短くはなかったです。

来年は10年目、きちんと黙祷を捧げなくてはと思います。

もう一度福島の地を訪れる時には、三春のしだれ桜のところといわき市のハワイアンセンター(現在の名前は少し違うかも?)なんか行って見たいものです。

ボルネオゾウのふくちゃん、結核の治療中ですが、なかなか元気そうでした。
頑張って治療してくださいね。

本宮健史さんの展覧会

千葉県中央区春日の「山口画廊」で個展を開いている友人がいます。コロナウィルスが発生するずっと前から準備して、彼はバルセロナからやって来ました。私たち家族は26年前、バルセロナ滞在の一年間に、言葉では言えないほどお世話になりました。友人でもあるスペインのバルセロナ在住の本宮健史氏の個展です。
彼の祖母は女流画家の三岸節子氏、祖父は三岸好太郎氏、そんなことは普段忘れておつきあいさせていただいていますが、「彼にしか出せない赤い色が三岸節子さんのお孫さんであることを感じさせます」とかつてのDMの言葉が記憶に残っています。
私たちは今回、彼の千葉での展覧会に初めて伺えないのです(5回目になります)。
こんな時期ですが、展覧会の成功と思い出深い良い日本の滞在になることを祈っています。

   (子供達は駆けつけてくれると思います)

福山の銅版画講座

昨年から、隣町の福山市立美術館で年度の後半の銅版画講座を受講しています。
2回目です。
半年の間に10回行う講座で、美術館の講座なのでお値段もお安いです。
ちなみに前期の木版は旦那さんが教えに行っています。
(そんなこともあって銅版講座を受けることを決めました〜)

猫展があるので、猫の作品を作ろうとは思っているのですがなかなか上手く行かないのです。
今年の猫は失敗。。。でキツネさんがうまく行きました。

これは確か以前アップしました。
ソフトグランドという手法で、1日で作りました。
そしてこの銅の版がまた1日で、あっという間にこうなるのです。

自分は、どちらもまあまあ好きなのですが、一度変えてしまったら別物になってしまって、元には戻らないのです。
今年は作品展も中止になりましたので、3月8日(日)の受講で最後になります。

来年もまた受講しようと思っています。
今度こそ、版画の絵柄を描いて行きたいな〜
(今までは、ありものを使っています・笑)

   ところで キツネさん、どちらが良かったのかな〜〜??

動物病院のくまちゃん先生

今日の午前中、ココを連れてかかりつけの動物病院へ行きました。
   近所の「くまさん動物病院」です。
ココは右目の治療で昨年の11月から頻繁に通っています。

午前中に行くのは、久しぶりです。
   今日は空いていました。(狙いどうり!雨の日はワンちゃんは来ないのです)

このくまさん動物病院(通称:くまちゃん)はとっても混んでいるのです。
人気の秘密は、くまちゃん先生が丁寧なこと、、と人懐っこい感じがするのです。

   と長く思い込んでいましたが、、、ひょっとしたら名医かもしれない。。と最近思い始めました。

ココの順番を待っていると、何人かの親みたいな飼い主さんと話します。
そうしていると、例えば、他の動物病院2件に見放されて最後に此処へ来て、今は先生がアレヤコレヤと治療をしてくれるそうです。
   と本当に、嬉しそうで、ありがたそうに話されている人にも会いました。
      単に、お金儲けではない、、と思います。

考えてみれば、避妊去勢から外科から内科、目や耳など耳鼻科から皮膚科とか全てを見てくれるわけです。
   すごいな〜と思います。

ココの右目に関していえば、ヴィールス性のヘルペス菌が目の持病でした。
少し悪くなっていて、白い膜の上に黒点が出ていました。
   「黒点が取れて、痛がることもあるかもしれないです。。」と
兼ねてから、釘を刺されていました。
実は、まさ〜か、と希望的に考え、半分信じていませんでした。

10月末に突然ココの目が開かないくらい、ドロドロして、何かでくっついていたのです。

それは違う緑内障の菌が併発して、溶解性の角膜炎になって角膜が溶け出したのです。
   (と、くまちゃんはすぐに見立てました)
それに合わせて手元になかった薬をすぐに取り寄せてくれて、点眼ですが治療を始めました。

ココが食欲がないときは、痛みがあるということ、食欲があるでしょ、痛みがとれたようですね。
   そんなことが、くまちゃんにはわかるのです。

   「ひょっとしたら、黒点が溶け出した角膜のドロドロで流れるかもしれないですね」
と、クマちゃんがちょっとイタズラっぽく笑って言いました。
そのうちに、溶解性の角膜炎が治り、進んでいた白い膜の上の黒点が幸運にも一緒に流れて取れたのです。

12月末ごろでしょうか。。。

元旦、右の目に白い膜がいっぱいかかっています。

   そして「これはラッキーにも黒い点が流れましたね。それに溶解性の角膜炎も良くなっています。」

1月にはかなりよくなりました。

1月16日ぐらい。

ひどい時には、週に二回も通っていました。
その頃、毎日のように出会っていた、小さなワンちゃんの飼い主さんにはもう会いません。
   小さな動物の生命力はわからないのです。

ココは幸いにも、右目の失明を免れました。

今日、くまちゃんにやっと、溶解性の角膜炎の抗生剤(目薬)はもう終わっていいと言われました。

   「これは、学会に出してもよかったぐらいの、幸運な珍しい事例ですね」(くまちゃん)
   「先生、写真撮ればよかったですね!」(私)
   「まあ、今となってはね、、ヘッヘッヘ」(と くまちゃん、嬉しそうに笑う)

偶然ですが、この看板のくまのイラスト、遠い昔まだ旦那さんの父親が看板屋さんをしていた頃に旦那が書いたのです(私じゃないのです・笑)

   くまちゃん、ココの右目 ありがとうございます。

今年の猫展

今年の猫展もそろそろ半ばになりました。

世の中はコロナウィルスで大変大騒ぎですが、猫展の中は静かで、いつもと変わらぬ楽しい雰囲気です。
マスクをかけたり外したり、、、はありますが。。。
広島県にまだ一人も出ていないのは幸いです。

作家さんの作品、まだ何人か足りないです。。。
今回事情により2名がお休みだそうで、参加は23人の作家さんとなりました。

私は1週間に一度は在廊をしています。
今回は、今まで以上に知らない作家さんとたくさんお話ししました。
陶器や木彫、刺繍や材料のことを教えてもらったり、疑問を訊ねたり〜!
   そういうのも、楽しいですね。

さて、先日スピード違反で罰金を取られましたので、福山までの行き帰り、な〜んとなく電車に乗ります。
電車の行き来は少し緊張しますね、、、(と言いつつ、すぐに寝落ちしております)
   コロナウィルスが世界中で少しでも早く終息しますように〜

猫展の作品

猫展はおかげさまで連日人気のようです。
   ありがとうございます。
初日の22日から1週間経ちました。
デザインのお仕事も落ち着いたので、数日頑張りました〜(まあ少しですが)

「ココ」の木版追加を作りました!
と言っても、、、刷ったのは木版画家の主人です(笑)
私は、目を塗ってお花の色を差し、エディションとサインを書き、最後に額に入れました。

ミニキャンバス!2点描きました〜
左の「ポロん」は私の名刺にも使っている絵ですが、5cm角の正方形のミニキャンバスに描きました〜小さいでしょ。
右のは「黄色い花」というタイトルです。

それから、昨年の今頃刷った銅版も持っていきました。
「天使に出会った」このイラストは、とても気に入っているので銅版にして見たかったのです。

木版はこうなります!

我が家のチャッピーです。(ポリポリ散らかしまくっています〜)

   みなさん〜猫展よろしくね。

ちなみに、エディションというのは、版画で作家が何点刷るかを決めてその何番めかを書いたものです。
・・・・6/30(30枚する版画の6番目です)・・・という感じです。

あっ、そして今気がつきました〜
   もう、3月です。。。