2021.09.28
退院しました〜入院していました
ブログお久しぶりです。
実は、整形外科の病院に入院していました。8月22日に入院して、翌日の8月23日朝、9:30から股関節の手術をしました。
なんと、その後9月13日に退院するまで、23日間も入院していました。今回は人生で、2回目の入院生活(お産以外)。
4人部屋にいましたが、さすがに部屋の主みたいになり、入れ替わり、立ち替わりで6人もの同室の患者さんを見送り(5人は退院で1人少し悪くなって下の階へ行き)ました。
20年くらい前(神奈川県にいたときに)、突発性難聴で入院したことがありますが、あの時は楽勝楽勝。
高気圧酸素療法という猫バスみたいなところに入り、何分か?飴かガムを食べながら雑誌を読んでいるだけ。その間ゆっくり気圧をあげて(新幹線や飛行機の耳が詰まる感じ)しばらくして、気圧を下げる。あとはステロイドの錠剤を1週間くらい飲んで、食べて、寝る。ストレス解消のため、若い看護士さんか療法士さんに最近の話を聞いてもらう。みたいな治療で、みるみる改善したので、早めに退院させてもらいました。毎日、聴力の検査だけはしていました。
これは、ひとえに発見が早かったのがよかったのです。
今回は、後手後手になりました(多分)。整形外科に行ったのは、初めて。そこですでにMRIやレントゲンを見た先生が「高垣さん〜思ったより悪いです」。
先生の顔をじっと見つめると「股関節、手術をした方がいいと思います」と。これが、初診の時でした。
病院嫌いなので、整形外科へ行くのが遅くなりましたが、それでもいつか行こうと思っていて病院と先生の評判をみんなに聞いていました。
信頼できる知人の股関節の手術の話を聞いて、「高垣さん、行くのならこの病院のこの先生がいいよ」と言われていて、120%信頼してそこへ行きました。
なので、ひょっとしたらいつか手術かも、、と思っていましたが、まさかまさかの「今!?」でした。
でも、なんだかんだと不思議なご縁で、先生のお世話になったような気がしています。
手術は大変(なのはほんとは先生)だったのですが、あとはリハビリ入院でしたので、まあ入院は意外に楽しかったです。
ある意味で人生の節目のような、体験だったような気がします。
蝶よ花よ〜と赤ちゃんのように大切にされ、ご飯を食べてはほめられ、水分をたくさんとってはほめられ、オシッコやウンチが出れば喜ばれ、少しずつ歩いてはほめられ、応援してもらい、リハビリでは足の筋肉をほぐして(ストレッチ)は筋肉を鍛える。3食昼寝付き、気温は27度。ほこりは無し。体温、血圧、採血、レントゲンと最大限の体調管理をしてもらいました。
夕方の回診では、信頼している先生とも楽しい会話をし(もちろん、廊下を歩きながら状態を見せています)、先生は私の歩き方の5歩ぐらい先を望む先生でした。
「先生!歩行器って、とっても楽ですね」
「高垣さん、持たれすぎて腕の筋肉つけてもだめだよ!」
(あっそっか、、、楽に移動するためじゃないんだ。歩くためだった、、)
「先生、今日はよく歩きましたよ!」
「僕は、高垣さんにこの廊下をスキップして欲しいよ」
「高垣さん、こうやって歩くんだよ、どうせならモデルさんみたいにかっこよく歩いて!」(私の膝が内側に入るので)
(ったく、そんなの無理無理〜)
病院の生活は面白かったのですが、リハビリは、杖の期間も長く、ちょっと不安もよぎりました。
でも、リハビリの先生も、設備もとても素晴らしかったです。
1時間以内のリハビリは1日2回、担当の先生は二人、そのほかにも何人もの人にリハビリをしてもらいました。
そのおかげで、よろよろ歩きですが、杖なしで退院してきました。
上がらなかった右足が、こうやって上がって、寝返りもうてるようになったのは、みんなリハビリの先生たちのお陰です。
先生方は「高垣さんががっばったんだよ」と言いますが。
最後は、別れが辛いような感じでした。若いサブのリハビリの先生は、私の早めの退院を知って泣きそうでした(22歳の女性の先生です)。
担当の看護士さんとも別れづらかったです。
「高垣さん〜ずっと入院してもらってもいいんですよ!」
「ほんと、私もずっとここにいたいぐらいです。。。」
私は初め早く退院したがっていたので、看護士さんはことあるごとに先生にそれを言ってくれていました。
なのですが、とっても退院できる状態ではない、少しでもここでリハビリをした方が良いと途中から考えが変わりました。
でも、先生は「高垣さん、いつでも退院していいですよ!」家に帰った方がよく歩くでしょう と言わんばかりに少し笑って言っていました。
私がのんびりベットでゴロゴロしてたのも、すっかりバレてました。
4週間入院期間を用意してもらっていましたが、23日目で退院しました。
ほんとにリハビリが良いので、最後まで入院していたかったのですが、旦那さんが悲鳴をあげていました。
6月の骨折から家事をお願いしていたので、仕方ないか、、、と決心して退院させてもらいました。
家での生活も、リハビリなんです。
病院食!美味しかったのですが、一番はある日の昼食のカレーライスでした〜
入院生活って、なんだかすごかったです。
他の人の人生を聞き(時にはカーテン越しに聞こえてくる)、体調を心配して(私が勝手に)、お世話をしてくれるたくさんの人たちに気持ちよく接してもらいました。また私も、気持ちよく接するのを心がけました。人間の、人間力が試されるようなところでもあるような気がします。
退院できたという、これはほんとに幸せなことです。
本も3冊は読みました。テレビも1000分のカード、5枚目に突入。
限りない、貴重な思い出いっぱいです。
でも次の入院は、20年以上後にしたいです〜
そうそう、目下週に2回、この病院の外来でのリハビリに行っています。
先日までそこを通っていた入院棟へのガラスのドア(病院の関係者のバーコードでしか開かない)を見ると、今でもちょっと懐かしいような寂しいような気がします。