2024年3月26日
さよならコンコン
我が家の猫事情は、いろいろあって、ややこやしい。
そんな猫たちの織りなす時間は、不思議な営み。
最近、やっと写真が撮れるようになった「モヒャグロ」くん。
もともと、我が家のぼくちゃんのチャッピーとケンカばかりしていた天敵。
ケンカとなると、どんな夜中でもチャッピーを助けに行った。
驚かして、チャッピーの加勢をするだけだったけれど。。。
そのチャッピーは家出して、かれこれ2年になる。
一年前の2月ぐらいから、モヒャグロにご飯をあげ始めた。
コンコン。尾道へ帰ってきた頃、神々しくてお狐さんのような感じだったので、コンコンと名付けた。
こんなところにいるのも、似合ってる。尻尾も立派だ。
初め、畑で虫なんか探していた。腹ペコだったのかな、、、
我が家の一軒上の家の外猫だったコンコン。あっちではチロちゃんとか呼ばれていた。
食いしん坊で、我が家のご飯をたまにもらいにきていたのが、いつの間にか住み着いて、我が家で段ボールの小さな家を持ち、3食もらって食べて暮らした。私たちの尾道生活と同じ、11年の年月がたった。
コンコンは何歳かな、、、14とか15歳だろうか。
今年に入って、急に体が衰えた。
庭のこの辺りで、うずくまって日光浴をするのが好きだった。
この2月末だろうか、、、モヒャグロがどこからか、コタロウを連れてきた。
モヒャグロの後ろをキョロキョロしながら、ついて来たコタロウ。
我が家を案内しているかのようで、その後コタロウは、住み着いた。
コンコンと一緒にご飯をもらって、隙あればコンコンのご飯を取りにきた。
でも、コンコンは怒らなかった。代わりに、顔を精一杯茶碗に突っ込んで、顔で防御した・笑
コタロウはいつもコンコンのそばにいて、初めはうるさそうにしていたコンコンだけれど、数日前から一緒に寝るようになった。
そして昨日、コンコンは後ろ足が立たなくなった。
けれど3食食べた。最後の2食は、手を添えて立たせて食べさせた。
コンコンの好きな、にゃん缶だけを食べさせてあげた。
夜、毛布を切って暖かい広い段ボールを作った。最後の夕飯も満足そうに、半分ほど食べた。
これは昼間の写真。
最後の床の写真はないけれど、コタロウがずっと付き添った。
寝ないで付き添ったかもしれない、、、朝、コンコンは動かなくなっていた。
ちょっと綺麗になっていた。コタロウ舐めてあげたのかな。。。
コンコンの好きな晴れではなくて、大雨の日にお空へ旅立った。
何度も何度も確認して、動かないコンコンを椿の花と一緒に庭に埋めた。
コタロウがずっと見ていた。
私たちが、家に入ると、コタロウはお墓に近づいた。
少し掘り返して、オシッコをしたようだ。
そして、それをまた埋めていた。
コタロウなりのお別れで、お弔いで、気持ちだったのかな。。。
寂しそう。
コタロウを連れてきてから、毎日、モヒャグロは様子を見にきてコタロウを遊んでやっている。
今日もやってきた。コタロウは、コンコンがいなくなったこと 言ったかな。。
コタロウ 寂しいね。
小さなあなたに、送り人をさせてしまったね。
ウチにいても、どこかへ行っても好きにしていいよ!
コンコンの臨終に付き添ってあげてくれてありがとう。
いつきても、ご飯あげるからね、、、モヒャグロもありがとう。
コタを連れてきてくれて。
さよならコンコン
わたしの絵の中に、コンコンもモヒャグロもチャッピーもいるんだよ。
コンコン、これから冒険の旅に出かけよう!