大崎下島の御手洗

昨日の続きです。
大崎下島の小長港へ着くと、仲間の友人が待っていてくれて案内をしてくれました。
そこから小高い公園へ行き、お弁当を食べ(残念ながら、写真を撮り忘れました・汗)、いよいよ御手洗(みたらい)の地区を見学しました。
実は見るところがいっぱいです。
 -重要伝統的建造物群保存地区- で、尾道同様、日本遺産になっています。
大阪からの北前船の大切な寄港地だった御手洗は『潮待ち、風待ち』の良好な港町として、人と物が集まり文化が育った地区だそうです。

竹のすだれに毎日花を飾るそうです。地区のあちこちのお宅にありました。のちに、竹原がこれを模したとか、模さないとか、、、!?
おもてなしの心ですね。

この2枚は、昭和12年に立てられた『乙女座』という劇場。
町長が文化振興のため、私財を投じて作ったそうです。
戦後は映画館として親しまれ、昭和40年に閉じられたそうです。
歌舞伎や能や神楽などこんなところで見てみたいですね。音楽ライブや演劇などもできそうですね。
こんなところなら、素人の演芸も楽しくなりそうな、お趣があります。

歴史のある時計屋さんの『新光時計店』。
100年以上前の建物。

上田宗箇流という武家の茶道のお茶室(日本に残る唯一のお茶室)が、ここにあるそうです。
広島で受け継がれてきた流派だそうです。

この病院も面白いですね。
レントゲンがあるというのは、大したことだと思います!
伊能忠敬が当地を測量した時の様子を描いた絵があったり、自転車で世界を無銭旅行した人の記録があったり、なかなか愉快なものもあります。

大久野島はまだ行ったことないのですが、戦時中毒ガスの工場があったところで、今はウサギさんのたくさんいる島ですね。
案内してくれた仲間の友人は、この本の英訳をしてくれたアメリカ人の女性で、大崎下島の自然と平和を愛してやまない方でした。
耕作放棄地の王朝ミカンを育て、野菜を育てる人です。
在日57年になるそうです。
この本を貸していただきました。

今日は、この辺で。

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