福山駅前シネマモード

尾道新聞という尾道の新聞をとっています。
ほとんど尾道の話題ですが。。。
そこに、なぜか福山駅前シネマモードの映画の宣伝が掲載されます。
その文章が面白くて、楽しみにしていてファンになっています。

と、初めて本当に見に行きたい気持ちに駆り立てられました。
『GUNDA』という映画です。
24日で終わるというので、22日に時間を作って朝から見に行きました(朝の一回きりの上演なのです)
二つ映画のスクリーンがあるのですが、地下の方でした。

モノクロの色もナレーションも物語もない、ドキュメンタリーの世界です。
音楽もなく音は、鳴き声と自然界の音だけです。
93分の7割以上が、子どもを10匹以上産んだ母ブタ:グンダとその子どもたちのドキュメントです。
ノルウェーの決して豊かでない農場の動物たちが主人公の映画です。
豚の他には、鶏と牛が出てきました。

風刺とかではなく、家畜という生き物そのもの、力強い生を感じる映画です。
豚が見たかったので、そこは十分満足です。
豚や鶏や牛の生きるという事実がメッセージとしてじわじわ伝わりました。
どこか切ないものもあります。家畜なので。

実は、福山の眼鏡屋さんに行きたかった旦那さんと時間があわなくて、結局旦那さんも一緒にグンダを観たのです。
さて、そこで意外なことに気がつきました!
今まで旦那さんと映画になんか行ったこともなかったのです。
いわば、初めての映画館での映画鑑賞(デートとはもはや言えない老夫婦です)。
二人きりの貸し切り状態でした。

  「初めての映画がブタか〜」

と、旦那さんが冗談に言っていましたが、

   ま、一人でも私は行ったと思います(笑)

モノクロのブタさんは私たちの目に焼きつきました。

   多分、もう二人で映画館に行くことはないかな!

続いての上演映画は「ドライブ・マイ・カー」でした。
あっ、そっちも観たかった〜でも3時間以上の上演、あきらめました。

福山の映画館、なかなか楽しかったです。

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