5月-猫展のお礼と枯山水

5月も、もう7日になりました。早い。。。ですね。
さて、4月(7日〜30日)はロングランの猫展が福山の「ギャラリーくわみつ」で開催されました。
お礼が遅くなりましたが、お越しいただいた方々本当にありがとうございました。
最終日に、偶然ですが「くわみつ」さんのお庭を見る機会に恵まれました!
素晴らしい〜と噂には聞いていたのですが、建物も含めて素晴らしかったです。
苔を見にこられたご夫婦の便乗で見させてもらいました。

枯山水庭園で名の知れた重森三玲という方が、造園されたそうです。石は、徳島だったかな。。。? コケは杉苔だと思います。初めて見る個人宅の枯山水。苔のお手入れが大変と言われていました。

壁を抜いた正円のはめ込み飾り障子。左側の障子も、明らかに貼り方が違います。

部屋全体の障子の柄は、庭へ近づくと、庭への導線となっています(ここは違います)。そして、金箔と銀箔が使ってありました。銀の方が、価値があるとか。。。

この襖の手かけは『桑』という文字です。クワミツさん(桑田)の頭文字(屋号?)を表しています。
お茶室も奥にありました。
「お茶室の壁だけは触らんといて(笑)。もう今は修復するの大変なんや(笑)」と笑いながらですが言われていましたヨ。ヒョ〜
桂離宮の壁と同じだそうです。

他にも色々伺ったのっですが、、、記憶が抜け落ちた情報も多々ありますが、まあ立派でした。
今のご主人のお父様が作られたそうです。
そういうご主人は、猫展の初めに右肩の腱を切ってしまったみたいで、ずっと痛そうでした。もう手術されたかなぁ。あっちの病院、こっちの病院と行き、大変そうでした。
お世話になりました。

というわけで、5月です。今月は誕生月なんです!いいことあるかなぁ〜〜!?

「尾道の渡し船」と2355

8年前に尾道へ来て、尾道と向島を結ぶ渡船(とせん)の可愛らしさはいつも感じています。
これは、たくさんの人の共通の感じ方だと再確認。
関東の友人が来た時は、からなず乗せて案内するのですが、、
先日、偶然Eテレの「2355」(月曜から金曜の夜23:55分から5分間)をつけた途端に、尾道の向島との渡船の風景で歌が流れていて、(若者的に言うと)メッサ感動しました。
歌もとっても可愛い。尾道という都市が、この風景だけで、まるで昭和のようでもあり、今のようでもあり、いつなのかわからない不思議な感覚に陥ります。ノスタルジーに近いのですが、今も自分も普通に乗るのでそれが不思議です。
映像もよいのですが、まるでチョロカーが短い距離の小さな水の上を走っているみたいにも見えます。ジオラマのようです。
昨日は初めて、尾道から福本渡船に乗りました。自分の運転で自分の車で乗るのは初めてでした。
この歌の渡船も福本渡船でしょうか。
歌は、2018年に作られたようです。
2355という番組が、とてもよくできていて、安らぐ可愛い番組なのです。
想像を超えた小さな話題が満載ですが、お休み前の頭と目と耳に程良いのです。
でも、いつ何をやるかは決して視聴者にはわからないのです。
というわけで、「尾道の渡し船」がいつ聴けるのか、、、幸運にかけるしかないのですが。
(0655:朝の番組でも聴けるかも〜)

ぜひ、聴いてみてください。

先週岡山へ行きました

先週の初め、久しぶりに岡山へ行ってきました。
4月になって初めてです。ちょうど友人二人も一緒に旦那さんと4人で行ってきました。
旦那さんの版画は、写真に撮りにくいですね。繊細な感じが写しにくいのです。

こちらは一緒に展示してある並木貴子氏の油絵の作品。

こちらも一緒に展示している迫田岳臣氏のガラスの作品。
続いて、瀬戸内市立美術館を目指して瀬戸内市牛窓町へ。
お昼ご飯をどこで食べるか少し迷いましたが、知らない町の旅行感はそれすら楽しいです。
本命の1日20食のお蕎麦屋さんは完売でしたが、材木問屋の豪商?のお屋敷の端っこ?のお店でいただきました。

お店はこの写真の左側にあります。
後で牛窓港は、尾道、鞆に続く北前船の寄港地だと聞きました。
当時、船は木造船だったので、その木材で財を成したらしいです。
さて、昼食後は瀬戸内市立美術館へ〜
撮影可能だったので、安心して撮りました。
尾道市出身の山本基氏のインスタレーションの作品。
型の中に塩を入れて、一枚一枚の花弁を造っていきます。

一期一会の作品と観客が一体となって、大切な思いを刻むことで完成するそうです。

展示の最後の日には、そこにいる人全員で塩を集めて、海へ返すそうです。
楽しそう〜目をこすらないように!
次は小野川直樹氏の作品。
やく1cm四方の紙で折った鶴で、木を表現。
折り鶴は平和の象徴ではなく、行き場のない自分の思いを託す祈りから生まれるものをして、震災後の福島の一本松を見たときに府に落ちたそうです。
そんな彼のたくさんの折り鶴が木のように集まっていました。

一番奥の部屋は、佐伯徳氏の油絵の作品のお部屋。
ここは撮影禁止でしたので、こちらからチラッと撮りました。
好きな油絵でした。

コロナもまだ少なかった先週初め、なかなか楽しいアートな旅でした。

本日の福山から

今月7日から福山の『gallery くわみつ』さんで猫展が始まっています。
それで、最低でも週に一回ぐらいは福山に行っています。
先週は、搬入の月曜と友人が来てくれた金曜日に行って来ました。
今日もお友達が来るので行って来ましたよ。
だいたい車で行くのですが(パオちゃんです)駐車場は私の大好きな大黒通りの駐車場です。
2ヶ所パーキングがあって、どちらも1時間なんと、、100円なのです。
それだけが好きなのではないのですが、その通りは明治や大正ロマンの雰囲気があって、赤煉瓦もたくさん使ってあったりします。(そちらの写真は今回はないんです。5年ほど前にはブログで特集しました)

で、その駐車場に先週から白いハナミズキの花が満開です。

 あ、実はこの白いのは花びらでなくて、中の黄色のが花らしいです。

美しいですね。
この通りの終わりには、老舗の豆や『豆徳』もあります。
豆、美味しいんですよ。でも写真は、、、猫展に行きます(笑)
猫展の写真も他に30枚ほどとったのですが、以外にピンポイントが美しいと思いました。

チェロを弾く猫も素晴らしいのですが、チェロがまたまた素晴らしい。タイトルもイカしてます〜

これは、私の木版画の作品です。私の絵を木版にしてもらいました(木版画家の旦那さんに〜ありがたい)
タイトルは「二人静と猫」です。植物が二人静です。

朝、ボーっとして食パンをかじっている。そのボーとした猫ちゃんの上にスズメがとまっている。パンのおこぼれを狙ってる?・・・『朝の時間』

なんとなくおかしい〜タイトルが見えないのですが「丸猫 アマビエの〜〜」と書いてあります。
で、よく見ると猫の下にアマビエがいるのです。今度行ったら、きちんと見て来ます。

これも不思議。
猫のような、狛犬のような、赤べこのような。。。不思議な猫さんです。
背中はちゃんと開くようになっていて、中にお香をいれられる香炉になっています。

以上、福山の猫展から今日のレポートでした。

チャンチャン!

パオちゃん危うし

2月13日に近所の車やさんに車検のために送り出した、老体「パオちゃん」!
危うく、廃車になるところでした。

「マフラーが溶けて壊れていて、代わりのマフラーは手に入らない。このままだと車検に通らない。」
すぐに、そういう電話がありました。

パオは日産の車で、期間限定で受注製作した数の少ない車です。(多分1990年代の初めに我が家にきました)
我が家は、ずっと乗ってきました。

そのあと、2ヶ月近くこうやって、車屋さんに置いてありました。

慌てて、落ち込む私たち夫婦。そして、下の娘夫婦に相談。
実は、下の娘の旦那さんが我が家の「パオちゃん」に魅せられて、何ヶ月〜数年かけて考え調べて、中古の『パオ』を買ったのです。
彼女たちは、全国を調べまくって、意外にもパオちゃん人気で、専門店があるのが分かったそうです。
そして、その結果横浜の専門店で購入したようです。

神奈川の娘のところの『みどりパオちゃん』。
こちらは中古ながら、美しく、なお整備されたパオちゃん。

そんなわけで娘の情報から、やっと大阪のパオ専門店で、マフラー(の後ろ部分)を作ってもらえることを発見!
お願いして、待つ事、40日ほど。

そして、2ヶ月ちかく車屋さんに預かってもらったパオちゃん。
もう、本当に帰ってくるのかドキドキしました〜〜
30年近く乗っていたので、家族の思い出も愛着もいっぱい。

4月3日やっと帰ってきました。
心なしか、我が家のパオちゃんの目もうるうるしているみたいに見えます(考えすぎ??)。

丁寧にマフラーを作ってくださった、大阪の専門店さん、そして2ヶ月近く代車を貸してくれた車屋さん〜ありがとうございました。

次の車検もなんだか恐ろしい〜〜

千光寺の桜

昨日無事に「猫展」の搬入も終わりました。明日の初日を前に、ギャラリーくわみつさんでは、まだまだ最後の調整が行われてると思います(お世話になります)
さて、今年は、友人と千光寺へ桜の花を見に行くことができました。毎年、見たような見ていないような、、、通りすがりの桜で終わってしまう感じです。
昔の人は風流でしたね。桜は楽しみなのですが、、、忙しない現代人になっているようです。
尾道はたくさんの桜の名所があります。西国寺も急な階段から桜と海を見るのも尾道らしいですし、3本の老木の桜が素晴らしい「西郷寺」というのは知る人ぞ知る名所だそうです。せっかく尾道へ来たのだから、もっとしみじみ桜を楽しんで見たいですね。おいしいお弁当を作って(これ、理想です)。
そうそう、美術館の展示「愛のヴィクトリアンジュエリー展」も見てきました。本物のアンティーク、みていて楽しかったです。
  感想1. 大きな宝石、カメオなど「重そう〜」もともと服も窮屈そうです。王族・貴族の方はそれなりに大変だったのですね。どちらかと言うと飾らない私の素朴な声です(笑)

  感想2. これを制作した職人さんは、きちんとそれなりのお金をもらったのかな〜王様のただの命令だったら、、可愛そう。ものを作るものとして(同業者)の心配です

  感想3. いろんな技術が既になくなったと思うので、これはやはり貴重!

  感想4. 金の色について。これは14金、18金、21金??少し黒っぽく見えるのは、この頃の流行なのか、年月で黒っぽかったのか、、って金の色どれがどれか知らないのですけど(笑)

アフタヌーンティーの始まり。お菓子などもたくさんできてきたようです。銀は磨けるので、光ってます。金は磨けない???のかな(この場所のみ撮影可能でした)

今年千光寺へ行ったのは、お猿さんにお花を手向けるためでした。皆さんに慕われていたのですね。最後の一匹のいろんな悩みを誰も助けてやれなかったですが、長寿を全うしたことには違いありません。お猿さんありがとう。
私の仕事部屋から、向こうの方に千光寺公園が見えるのです。美術館の屋根も見えます。ここからは見えませんが、その下にはお猿さんの塔があるのです。春の風が吹いて、時々お猿さんのことを思い出します。