クアトラ アトリエコンサート

久しぶりのクアトラ アトリエコンサートです。

今回は、急遽始まる版画「アマビエ」展のオープニングに合わせたコンサートです。
顔ぶれもすごいです。コロナのおかげでクアトラで開催できた様なものです〜
クアトラは弦楽器の響きがとても良いです。楽しみです〜

これは、校正前なので小島燎さんの略歴が減ると思います。
でもすごい方なので、この状態でちょっとアップ!
実はこれでも減らしているのです。

さて、版画「アマビエ」展は、基本WEB上のロングラン(7月1日〜12月31日まで)の展覧会です。
見本の作品はクアトラにありますので、見本をお見せすることができます。

オープニングとして、7月1日〜12日まで、クアトラでは展示をする予定です。
また別の時期でも展示しようと思っています。

まずはコンサートにぜひいらしてください。
そして、版画家たちの思う「アマビエ」をお楽しみください。

P.S.クアトラでもうすぐWEBを開設します。目下制作中です。
版画「アマビエ」展とクアトラ版画WEBギャラリーとしてのサイトです。
どうぞお楽しみに。

原始の女神

もうすぐ始まる基本オンライン展覧会の「版画アマビエ」展。
先日少しお知らせしましたが、そろそろ参加作家16人の画像が揃ってきました。
期間をとって展示もしようと思っていますが、12月まではクアトラに作品がありますので、ぜひ見に来てください。

今日のは、旦那さんの作品です。   

   タイトル「原始の女神」

[作品について]
およそ宗教と言うものに縁遠い私でも、人が祈リたくなる時の気持ちは理解できます。人が願い祈る行為もその形も美しいと思います。世界がグローバル化した事で世界中に広まり、猛威を振るうコロナウイルスによって、人は家の中に留まり、今までの価値観を問い直す時間を得たのかもしれません。しかし、このコロナウイルスの一刻も早い終息を何に祈ればいいのか考えた時、原始の女神の姿が浮かびました。この絵のモデルになっているのはエチオピアの少数民族のリス族の少女ですが、原始の女神として描きました。この版画の裏側にはもう一 人の女神の姿を見ることができます。女神の顔は一つではないのかもしれません。

実は、裏面も大変美しいのです。

今度きちんと写真を撮りますね。

版画「アマビエ」展のお知らせ

オンライン版画「アマビエ」展のお知らせです。
基本はオンラインでいつでもお好きなところからご覧になれる展覧会です。

『疫病が流行ったら『アマビエ』を写して人におみせなさい。新型コロナウィルスの感染が拡大する中、江戸時代の妖怪にまつわる言い伝えが、現代においてなお人々の心の中に広まっていきました。どんな画像であれそのイメージ自体にそんなチカラはありませんが、それぞれの心の中に『アマビエ』を持ちつつ、困難、逆境の次に来るべき豊作への願いを目に見えるカタチとして、心のよりどころとすることには、誰もが何かしらの共感の念を持つのではないでしょうか』

   版画家たちのそんな思いで立ち上がった企画です。
   版画家たちがそれぞれの心のアマビエを表現し、新作を制作致しました。

画廊にとっても、作家にとっても展覧会開催の予定が立たない中で、会期を決め、見に来てもらうお願いをしなくてもできる事。移動を伴わず、3 密をさけながらできる事として、版画作家がオンラインで集って企画いたしました。みなさま、ぜひ、ご覧いただき、お楽しみください。そして、お気に入りの画廊や作家の活動を、ご購入することで後押ししていただければ幸いです。

会期は7月1日〜12月31日まで。16名の作家の参加です。
安藤真司、生熊奈央、伊藤亜矢美、大力拓哉、岡田まりゑ、齋藤悠紀、高垣秀光、常田泰由、
中島尚子、林孝彦、原陽子、筆塚稔尚、古本有理恵、箕輪千絵子、安井寿磨子、山本剛史、

A4 サイズの紙に刷ったエディション 40~60 の新作版画 販売価格は税込み統一の 11,000 円

期間中、クアトラにお越しいただければ皆様の作品を見ていただくことができます。

左 林孝彦 作 タイトル「ウケヒテ ウマム」
エングレービング による銅版画 紺雁皮紙シンコレ刷り イメージサイズ 19.8 x11.7 cm

右 齋藤悠紀 作 タイトル「千重波ーアマビエー」
銅版画/和紙に雁皮刷り  イメージサイズ 18×14 cm

左 岡田まりゑ 作 タイトル「祈りを届ける」
エッチング、アクアチント、コラージュ イメージサイズ 12.2×20.5 cm

右 筆塚稔尚 作 タイトル「雲 の 種子」
メゾチント イメージサイズ 変形版 29.5 × 21 ㎝

参加10画廊
東京 ギャルリー東京ユマニテ(京橋)、不忍画廊(日本橋)、ギャラリー惺 SATORU(吉祥寺)、
WATERMARK arts andcrafts(国立)、神奈川 art truth(横浜)、愛知 ギャラリーACS(名古屋)、
大阪 ギャルリプチボワ (南堀江)、広島 アート工房クアトラ(尾道)、大分 みさき画廊(大分)、梅鳳堂(北海道)

6月中にはもっと見やすい特別サイトを作る予定です。(準備中です〜〜)
まだまだ続いて作品も集まりますが、引き続きどうぞお楽しみに。
クアトラオンライン特別版画展も同時進行でただいま準備中です。

♯版画アマビエ

三次(みよし)もののけミュージアム

5月21日から三次の美術館など開きました。
22日の今日、三次もののけミュージアムへ行ってきました。
先日から妖怪づいております。

アマビエの写真を撮ってきましたので、それをアップします。

左は予言獣「尼彦(あまびこ)」。江戸時代。
猿のような声で鳴き、海から現れ『豊作と疫病』とを予言して、自分の絵を描いて貼るように告げて、消えたと言います。

右上のさらっとした小さいのは「阿磨比古(あまびこ)」。
くちばしのある鳥のような幻獣。説明はなかったそうですが、これを貼って疫病を避けるための絵らしいです。
む。。。江戸時代。なんだか可愛い〜〜

明治時代。「尼彦入道(あまびこにゅうどう)」。
意味は初めの尼彦と同じ。販売したらしいですよ〜

これとは別に、ミュージアムはとっても楽しかったです。
怖くはないです。。。でも小さい子はどうかな。。??

小学生以降は楽しいです。チームラボのゲーム感覚なイメージ映像が楽しいです。

三次は、最近楽しんでいます。三良坂平和美術館も帰りにお立ち寄りください〜
今は「斎藤清」版画展のパート3です。

他にもワイナリー、奥田玄宗美術館など色々あります。

どこもまだまだ静かです。

妖怪とかお嫌いですか?

巷では「アマビエ」が取りざたされています。アマビエは知らなかったのですが。。。
ただ、10年以上前にご縁があって妖怪をたくさん描きました。
江戸時代すでにあった妖怪を、私流に描かせてもらいました。
妖精の方が好きなのですが、描き始めると案外楽しかったです。
可愛く、もしくはひょうきんに、あるいはこわ可愛いを目指しました。
残念ながら、世にでることはなかったのですが。。。(笑)

「伊曾保(いそっぷ)」

「猩々(しょうじょう)」

「袋狢(ふくろむじな)」

「馬頭(めず)」

「琵琶牧々(びわぼくぼく)」

「乳鉢坊(にゅうばちぼう)」

下の可愛い二つは付喪神(つくもがみ)です。
50種類くらい描いたのですかね。。
描きたいものから描いたので、だんだん描きにくいものが残りました。
そこでだんだん、仕事にもならないようですし、怖いキャラが残り、筆が止まりました。
目指すは、108だったのですが。。

今回、少しアップしようかと思いました。
どうでしょうか? 
少し、笑えそうでしょうか?

最後の4月

今日で最後の4月です。
とても不思議な4月でしたね。コロナの蔓延でいつもと違う時間の流れ。
時間が長いような短いような。。。

たくさん絵を描こうと思っていましたが、イマイチでした。でも画材を買いました。
奥に見えるウェーブの形状のクレパスです。サクラクレパスの90周年記念商品、90色のクレパスです。
本当は、もっとたくさんの色数のも惹かれたのですが、もはや外国製で高すぎて諦めました。
(私の仕事場から)

でも見ているだけで綺麗です。
まず、画材から。。。なんてダメですが、頑張ります。

4月の旦那さんの誕生日に、娘たちからコーヒー用のポットをもらいました。
久しぶりに、旦那さん登場。
コーヒーの味が変わりました〜まろやかです。ありがとう〜
みなさん〜コーヒーをお入れします。お楽しみに!

今日、初めてお孫ちゃんを発描き! まだまだこれから描きますね。

明日から5月です。
コロナが収束しますように〜

良い月になるといいです。

9年目の3.11

9年目を迎えました。東日本大震災から。
当時関東にいたので、色々なことがありました。
3年後、ご縁があって福島県のいわき市に行きました。(あと1回行かせてもらいました)
いわき伝承館という広い土地に、近代的な会館と大切に保存された古民家、大きな庭や小さな畑などがあり、その古民家で何人かの仲間と一緒にワークショップをさせてもらいました。
出会った人はみんな優しく、朗らかで、元気いっぱいの方達でした。
たくさんお世話をしていただき感謝もしていただきましたが、むしろ私が元気をもらいました。
大変なことや辛く苦しいこともいっぱいあったと思います。
昨年春にはいわき市でお世話をしていただいた一人の方が尾道へ来られて
クアトラで「竹灯り作り」のワークショップをしてくださいました。

テレビの特集を見ていても、いろいろ思うことはあります。
すっかり変わってしまった町、人々の生活、そして変わらぬ何か。。。
来年は全長520kmという、東京から東北を走りぬける高速道路も完成するそうです。

さっきは福島県にある三春町のしだれ桜の美しい姿も放送されていました。
その下で踊る「ひょっとこ踊り」が印象に残りました。
神様を招く踊りだそうです。
若い頃は、郷土に伝わる伝承文化に興味はありませんでしたが、今はとても興味深く安らぐところがあります。
神楽もいいですね。

さて、写真ですが広島県の福山市立動物園のカピバラさんとボルネオゾウのふくちゃんです。
9年目の3月11日、私は動物園に立っていました。
9年という時間は、決して短くはなかったです。

来年は10年目、きちんと黙祷を捧げなくてはと思います。

もう一度福島の地を訪れる時には、三春のしだれ桜のところといわき市のハワイアンセンター(現在の名前は少し違うかも?)なんか行って見たいものです。

ボルネオゾウのふくちゃん、結核の治療中ですが、なかなか元気そうでした。
頑張って治療してくださいね。

本宮健史さんの展覧会

千葉県中央区春日の「山口画廊」で個展を開いている友人がいます。コロナウィルスが発生するずっと前から準備して、彼はバルセロナからやって来ました。私たち家族は26年前、バルセロナ滞在の一年間に、言葉では言えないほどお世話になりました。友人でもあるスペインのバルセロナ在住の本宮健史氏の個展です。
彼の祖母は女流画家の三岸節子氏、祖父は三岸好太郎氏、そんなことは普段忘れておつきあいさせていただいていますが、「彼にしか出せない赤い色が三岸節子さんのお孫さんであることを感じさせます」とかつてのDMの言葉が記憶に残っています。
私たちは今回、彼の千葉での展覧会に初めて伺えないのです(5回目になります)。
こんな時期ですが、展覧会の成功と思い出深い良い日本の滞在になることを祈っています。

   (子供達は駆けつけてくれると思います)

福山の銅版画講座

昨年から、隣町の福山市立美術館で年度の後半の銅版画講座を受講しています。
2回目です。
半年の間に10回行う講座で、美術館の講座なのでお値段もお安いです。
ちなみに前期の木版は旦那さんが教えに行っています。
(そんなこともあって銅版講座を受けることを決めました〜)

猫展があるので、猫の作品を作ろうとは思っているのですがなかなか上手く行かないのです。
今年の猫は失敗。。。でキツネさんがうまく行きました。

これは確か以前アップしました。
ソフトグランドという手法で、1日で作りました。
そしてこの銅の版がまた1日で、あっという間にこうなるのです。

自分は、どちらもまあまあ好きなのですが、一度変えてしまったら別物になってしまって、元には戻らないのです。
今年は作品展も中止になりましたので、3月8日(日)の受講で最後になります。

来年もまた受講しようと思っています。
今度こそ、版画の絵柄を描いて行きたいな〜
(今までは、ありものを使っています・笑)

   ところで キツネさん、どちらが良かったのかな〜〜??

今年の猫展

今年の猫展もそろそろ半ばになりました。

世の中はコロナウィルスで大変大騒ぎですが、猫展の中は静かで、いつもと変わらぬ楽しい雰囲気です。
マスクをかけたり外したり、、、はありますが。。。
広島県にまだ一人も出ていないのは幸いです。

作家さんの作品、まだ何人か足りないです。。。
今回事情により2名がお休みだそうで、参加は23人の作家さんとなりました。

私は1週間に一度は在廊をしています。
今回は、今まで以上に知らない作家さんとたくさんお話ししました。
陶器や木彫、刺繍や材料のことを教えてもらったり、疑問を訊ねたり〜!
   そういうのも、楽しいですね。

さて、先日スピード違反で罰金を取られましたので、福山までの行き帰り、な〜んとなく電車に乗ります。
電車の行き来は少し緊張しますね、、、(と言いつつ、すぐに寝落ちしております)
   コロナウィルスが世界中で少しでも早く終息しますように〜